リノベーション工事の状況をアップします。
築30年近くの物件。使い勝手の他に重要視をするのが、給排水管の事です。
集合住宅ですので、漏水が発生した際は、周囲の居住者にもご迷惑がかかり、
大変な事になってしまいます。築年数が経ったお住まいの方には、お勧めする工事です。

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こちらが既存の配管です。
お水の配管が鉄管製。
お湯の配管が銅管製です。


<2>
こちらが新しく引き直した給排水管です。
新しい配管も界壁がブロックでの間仕切ですので、
配管もメーターからやり直せて安心です。
コンクリートで間仕切りられていると
機械でコアという穴をあけますが、空けてよいかどうか
マンションの管理組合に許可が必要になります。
また、配管作業時は、大工さんやユニットバス組立の
職人さんと一緒に打合せし、お互いが干渉しないような
配管工事となります。
この打ち合わせをしないと、配管後に他の工事の邪魔になり、作業がストップしてしまいます。

<3> 配管が完了した後は水圧テストを行います。

<4>
今回はスケルトンまでは行わず、使える壁などはそのまま利用します。
使えるものは、状況に応じて再利用する事でコスト削減にもなります。
(ただし、ここでは石膏ボードなどは、剥がして新しくしました。)
写真は、仕上の装飾品などを取り付けるために
予め下地を仕込んでおきます。
そのため、その位置を大工さんにわかるように貼っておきます。仕上がりを念頭において工事は進められます。
図面はもちろんですが、こうしておくことで、職人さんとも共有できることが大事かと思います。
~今回はここまでで、随時アップしていきます~